黄山山水画の原点とくと
「日本人にとって水墨画の故郷は桂林と思われていますが、黄山こそ水墨山水画の原点。神秘さを存分に、味わって下さい」!――中国では数少ないプロの写真家で、東京芸術大学の留学生でもある汪蕪生(ワン・ウーシエン)さん(四三)が十四日から東京・池袋の西武百貨店七階で「水墨画のふるさと黄山幻幽」展を開いている。
黄山のおひざ元、安徽省の出身。「子供のころから仙人が住む山と教えられてきました。千八百bほどの高さですが、四季を通じ、雲と雰が多く、瞬時に千変万化するんです」
出品は、十七年間に撮影した約二万枚のなかから選んだ四十八点。同時に、東山魁夷画伯が称賛文を寄せている写真集「黄山幻幽」も発刊。二重の喜びに「水墨画は東洋人の美術の原点。今度はアメリリカ、欧州でも開いてみたい。
十九日まで、無料
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