観客(ウィーン美術史博物館)  
     1998.05.-08.

ウィーン美術史博物館『汪蕪生』展の観客からのメッセージ

82日間の会期中、世界38国から約4万人の観客が集まり、640通のメッセージが残されました。ドイツからの観客Ariane Kiechleさんのご好意でその中からほんの少しを英語に翻訳していただきました:

―『我々に感動を与えるのだ!』

―『描かれた絵画のよう』

―『人を魅了する、圧倒的、印象的、驚くべき、素晴らしい、衝撃的、夢のように美しい』

―『深い感動、神々の書道』

―『魔法にかけられたよう』

―『無限の中の一瞬、絵画のような写真。永遠はゆっくりと、穏やかに、しかし、ひきとめようもなく我々のせわしない日常の中を流れていく』

―『これらの写真は私が夢を見るのを助けてくれる』

―『内面に向かう発見の旅――みごとな静けさと美しさと輝きに呆然』

―『夢は続く』

―『これまで観たうちで最も素晴らしい展覧会』

―『これらの写真は憧憬と平安と希望を高めてくれる』

―『この狂った時代の真の清涼剤』

―『奇跡的な発見!』

―『ものすごく神秘的!すべてが、生きることの意味をさぐるよう』

―『とてもすばらしい!』

―『おかげで今日はとても良い気持ち』

―『こういう展覧会を観ると詩心が刺激される』

―『私は今日、学校へ行きたくなかったのでここに来た。ここは本当に素晴らしいところだった。全部が私に影響を与えた。ほんものの写真がここには、ぐるりと展示されている。私はひとりの人間としてここにいて、歩いて観て回る。ここには永遠がある』

―『この展覧会に足を踏み入れるとき、まるで聖地に入るような気がした。ひとつの写真から、なかなか次の写真へと進むことができなかった。どれも、それほど強い調和の感覚をよびさます。最後に展覧会場を去る時、一時間の瞑想を終えた後のように感じた。』

―『こんな素晴らしいものは観たことがない――76歳のプロ写真家』